市高3年ぶりの決勝進出 高校野球

初回、2死1、3塁で先制の適時打を放つ山口
初回、2死1、3塁で先制の適時打を放つ山口

 第96回全国高校野球選手権和歌山大会は大会13日目の25日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で準決勝2試合があり、第1試合で市立和歌山が和歌山商を4―1で下し、3年ぶりの決勝に駒を進めた。

市立和歌山 1 0 1 0 0 1 1 0 0 4
和歌山商 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

〔市〕小窪、赤尾―田中〔和〕名河内、池尻―山口▽本塁打=中山(市)▽2塁打=大谷(和)

 市立和歌山は初回、2死から四球と単打などで1、3塁とし、山口の適時打で先制。3回にも2死2塁から山口が中前に運び、1点を加点した。6回には大島の適時打、7回には中山の本塁打で1点ずつを加え、粘る和商を突き放した。投げては4回途中からマウンドに上がった赤尾が好投。和歌山商打線をわずか3安打に抑え、チームの勝利に貢献した。

 半田監督は「不調だった山口の1本で波に乗れた。決勝戦では選手たちが自分たちの力を出してもらえれば」と話した。

 和商は2点を追う3回に大谷の適時打で1点を返上。5回には1死2、3塁と攻め、大谷がフェンス手前まで伸びる右飛を放ったが、3塁走者の離塁が早かったため併殺となった。ミスから同点に追いつく好機を逃した。

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