老朽化校舎を新築 竜門小で起工式

鋤を入れる中村市長
鋤を入れる中村市長

 紀の川市が進める竜門小学校校舎等改築工事の安全祈願祭と起工式が26日、杉原の建設用地で行われた。既存校舎の老朽化と耐震対策に伴う移転新築。市、議会、地元、学校、工事の関係者ら約50人が出席し、来年夏の完成へ向けて工事の無事を祈願した。

 初めに安全祈願祭があり、地鎮の儀で中村愼司市長が穿初(うがちぞ)めの儀。出席者が玉串をささげた。起工式に移り、中村市長があいさつ。「地元の皆さんの熱意によるもの。ご労苦に感謝します。工期内に立派なものが完成すると確信しております。事故、けがのないように願います」と述べた。

 現在の校舎が築50年以上経過するとともに耐力度が低いため、学校を県道北側の同校グラウンドへ全面移転。工事は、鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積約2535平方㍍の新校舎を敷地の東側に建設する。体育館やプールを一体的に整備し、児童の移動、管理・指導がしやすいよう配置。中庭も設け、西側をグラウンドにする。

 総事業費は約11億5000万円。設計監理は㈱バウ建築企画設計事務所(松本好史代表取締役)=和歌山市=、施工は三洋建設㈱(川口禎男代表取締役)=有田川町=。工期は来年7月31日までとなっている。

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