災害時のペット救護 9月に講座

 NPO法人「震災から命を守る会」(臼井康浩理事長)が9月23日に和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開く子どもを対象にした防災イベント「家族を守ろう、災害時に備えたペットの救護対策」のポスターが完成した。市立和歌山高校デザイン表現科3年生の藤田美優さん(17)=有田市=のイラストが採用された。同イベントは独立行政法人「国立青少年教育振興機構」の子どもゆめ基金助成事業。

 同NPOは、親しみやすい防災イベントにしたいと毎年同校にイラストを依頼している。藤田さんの作品は、マンションに住むきょうだい2人が被災し、ペットの犬を抱いて避難する様子を描いた。藤田さんは、「両親が共働きで、子どもたちだけで留守番をしている家庭も多いので、子どもたちにも自分たちで命を守ってほしいという願いを込めました」と話していた。

 イベント当日は、午前9時半からと午後2時からの2部制(内容は同じ)。参加対象は、小学5年生から中学3年生までの犬を飼っている人。小学生は保護者同伴、1グループ4人まで参加可能。申し込み制だが、ペットと参加しない人は当日参加も可能。

 内容は、和歌山動物愛護推進実行委員会の石田千晴委員▽和歌山保健所の渡邊喬獣医師▽日赤県支部の南方秀昭救急法指導員――らが各30分で災害時のペットとの避難について話す。

 参加を希望する人は、同NPOの臼井理事長に連絡し、所定の申し込み用紙を送ってもらい、ファクスで送る。問い合わせは臼井理事長(℡073・472・5619、FAX073・476・4589、メールsaigai_inochimamoru@live.jp)。

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