城周辺に移築へ 紀州藩士の長屋門
県教育委員会は、和歌山市堀止東の県立桐蔭高校そばにある旧紀州藩士邸(旧大村家)長屋門を、和歌山城周辺に移築する。
市内に残された数少ない紀州徳川時代の武家屋敷の遺構。周辺の住宅開発のため撤去が予定されていたが、保存のため関係者の理解、協力を得た。
建築面積160・45平方㍍。桁行約23㍍、梁間約4㍍。入母屋造り、本瓦ぶき(軒先瓦に桔梗紋を浮き出し)。
正門部はヒノキ材2枚の大扉と潜り戸を配し、長屋部の壁面にはなまこ壁が化粧されるなど、高禄武家屋敷を象徴する重厚な門構えの外観がよく残されている。
今月、建物の解体・調査を行った上で、移転保存先を選定し、平成27年度以降の再築を予定している。

関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 涼求め水遊びに歓声 和歌山市で真夏日続く(06/26/2022)
- 季節感じる水墨画と写真 マニエールで展示(06/25/2022)
- ネコ駅長の写真集発刊へ 和歌山電鐵が公募(06/24/2022)
- 期間延長で14日まで リフレッシュプラン(06/23/2022)
- 女性の権利ホットライン 弁護士電話相談(06/23/2022)
