市再生に意欲 尾花市長が所信表明

 和歌山市議会の臨時議会が8日、開会され、新市長に就任した尾花正啓市長が初めての市議会で所信表明に臨み、25分間にわたり熱弁。市が抱える諸課題の解決に向けて意気込みをみせた。

 尾花市長は演説の中で、選挙公約でもあった産業、まち、人の各分野の活性化実現への考えについて、時間をかけて丁寧に説明。「元気」というキーワードについては、語気を強めて強調した。

 産業の分野では、京奈和自動車道の第二阪和国道までの延伸や、JAわかやまの「わかやまジンジャーエール」を成功事例に「第2、3のヒット商品を生み出す」と意欲を示した。まちの分野については、伏虎中学校の跡地利用にふれ「教育、商業、観光など幅広い用途を検討し、まちなか再生の起爆剤にする」と示した。人の分野では、医療費など子育てにかかる経済的負担軽減に向けた検討の開始や、「地元愛を養う教育」「生きる力を育む教育」の推進を強調した。

 この日はその他、各種人事案などが上程され、副市長に地方公共団体金融機構企画課長の荒竹宏之氏(43)の起用が同意された。

「元気」を強調した尾花市長

「元気」を強調した尾花市長

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