鞆渕の黒豆食べて! 注文受付中

 特産の黒豆で地域活性化を図ろうと、紀の川市鞆渕地区の農家と郵便局、JA紀の里が連携し、ことしも黒枝豆の「ふるさと小包み」の注文を10月3日まで受け付けている。生産者が自信を持って育てた黒豆は毎年好評。鞆渕黒豆部会の井中啓泰部会長は「鞆渕の黒豆は丹波に負けていない。この時期にしか味わえないのでぜひ味わってほしい」とPRしている。

黒枝豆

黒枝豆

 井中部会長によると、ことしの黒豆は良質で、台風の影響も特に受けず順調に育っている。6月中旬に種をまき、7月末から8月にかけて開花。現在はまだ小ぶりだが、発送日(10月10日)の前には立派な姿になるという。収穫量は約15万㌧の見込みで、発育状況でさらに増える可能性もあるという。

 一般的な枝豆は積算温度によって開花し、約80日で収穫を迎えるが、黒枝豆は日長で開花が決まり、約120日で収穫する。そのため一般的な枝豆に比べて粒が大きく、むちっとした歯ごたえで独特の旨みがある。市場にもあまり流通しておらず、購入者からは「おいしい」などの声が挙がり、昨年は537セットを販売した。

 枝豆は収穫すると品質低下のスピードが早いため、鞆渕の黒豆は普通のナイロン袋ではなく「鮮度保持フィルム」を使用。枝豆の呼吸を抑えて品質低下のスピードを遅らせ、鮮度を長く保つことができる。未開封なら冷蔵庫に入れて1週間程度はもつという。

 粉河鞆渕郵便局の西川篤局長は「食べたら良さが分かる。ぜひ食べてほしい」、JA紀の里の右梅享さんは「生産者が丹精を込めた黒豆を味わってほしい」と話している。

 内容量は200㌘×5の計1㌔。代金は2700円(送料・税込み)。商品はその日の朝収穫したものをチルドゆうパックで発送する。
 申し込みは郵便局に備え付けのカタログ販売申込書と一緒に郵便窓口(一部簡易郵便局除く)へ。問い合わせは同郵便局(℡0736・79・0033)。

黒枝豆をPRする井中部会長㊨と西川局長

黒枝豆をPRする井中部会長㊨と西川局長

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