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和歌山市議会が空転　小中一貫校の答弁で

　２４日の和歌山市議会一般質問で、伏虎中学校区小中一貫校建設計画についての市教委の答弁を受け、松井紀博議員（絆クラブ）が議事進行に関する異議の発言を行い、議会が約２時間中断する場面があった。

　質問したのは、中村朝人議員（共産党議員団）で、地域住民の一部から事業の進め方に関して説明不足と不満が噴出していることや、少子化で地区に子どもが少なく無関心の人がいることなどを挙げ、住民を巻き込んだ事業になっていないと指摘。市教委の「複数回の住民との会合などで意見を聞きながら進めている」などと批判意見を受け入れるような答弁に、構想当初から計画を見てきた松井議員が「一貫校計画は地元住民からの要望だったはずだ。いつの間にか市民に協力を得ながら進めるとの答弁になっている。今までの答弁とは違う」と抗議し、答弁の変更を求めた。

　その後は、中村、松井の両議員らと市教委で答弁内容を調整。再開した議会で、原一起教育長が「地域の方々の熱い要望を受け、これからも、さらに連携を密に進めていく」との答弁内容を付け加える対応を行い、この日の日程が終了した。