【AR】結成10周年 13日にゴスペル記念公演

 和歌山市を拠点に活動するゴスペルグループ「和歌山コンチネンタルファミリー」が結成10周年を迎え、記念公演「ONE VOICE vol・5 ~ Shout Shout Shout!!!」を13日午後1時半から、県民文化会館小ホールで開く。ライブを目前にレッスンにも一層熱が入り、メンバーは「10年の感謝の思いをメロディーに乗せ、お客さんに届けたい」と話している。

 同グループは平成16年、同市出身のゴスペルシンガー・北出治男さん(36)らが「和歌山にも、アメリカ発祥のゴスペルを根付かせたい」と結成。

 市内のライブハウスやポルトヨーロッパ内で自主イベントを多数開催。祭りなどにもステージ出演し、ゴスペルの魅力を発信しながら、地域とのつながりを深めてきた。

 現在メンバーは会社員や主婦、保育士など30代から50代まで26人。毎月1度の練習では、歌うことの楽しさや歌が持つ力を感じながら、迫力ある歌声を響かせている。

 結成時からのメンバーで有田市の会社員、竹田佳代さん(39)は「月に1度のレッスンが楽しみで仕方ない。自分が開放される瞬間が何とも言えない魅力です」とにっこり。和歌山市の児玉啓一郎さん(43)は「歌うことでもう一人の自分になれる。英語の歌詞に不安もありましたが、少しでもみんなに追い付ければ、と続けてきました」と振り返る。

 記念公演には、この他、3歳から10歳の子どもたち約20人でつくる「わ☆こんちKIDS」も出演。

 生演奏をバックに、古典のアカペラ曲やR&Bのカバーの他、オリジナル曲「君のために僕のために」を披露する。

 北出さんは「目指すは和歌山を代表するゴスペルクワイア(聖歌隊)。10年を節目に、もう一つ上の音楽を追求していきたい」と意気込み「初めての方にも気軽に足を運び、アメリカンゴスペルを体感してもらえれば」と呼び掛けている。

 前売り2000円(当日2300円)。問い合わせは和歌山コンチネンタルファミリー(℡090・1246・8076)。

北出さん㊨指導のもと、パワフルな歌声を響かせるメンバー

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