車いすバスケの体験学習 下津一中で

海南市の下津第一中学校(木村拓司校長)は27日、人権教育の一つとして、車いすバスケットボールの選手を迎え、体育館で体験学習を実施。1年生33人が競技に親しみ、交流を通して障害者福祉に理解を深めた。

市社会福祉協議会の福祉教育事業の一環で、琴の浦バスケットボールクラブの山下敦美さん、日英男さん、奥畑幸美さん、奈良ディアーの隠地勝宏さんが来校。デモンストレーションやルール説明の後、練習し、試合を行った。

生徒4人と選手1人でチームをつくり対戦。それぞれ積極的に取り組み、ボールを追い掛けた。プレーを楽しみ、ナイスプレーや得点の度に歓声がこだまし、質問タイムで仕事や大変なことなど普段の生活について聞いた。

山下さんは「楽しんでもらえたみたいでよかった。障害者スポーツにふれ、知ってもらえるとうれしい。来年の国体へ応援よろしく」とあいさつ。初めて体験したという川村優さんは「難しかったけど楽しかった。またやってみたい」と笑顔を見せた。

車いすでの移動について、歩道に止められた自転車に困ることがあると聞いて山﨑結月さんは「お店の出入り口やスロープ近くは気にしていなかった。これから気を付けたい」と話していた。

プレーを楽しむ生徒ら

プレーを楽しむ生徒ら

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧