愛犬の温もり描く 岩崎さん洋画展
和歌山市の洋画家、岩崎奈美さん(38)の個展「より添う ぬくもり」が24日まで同市広道のギャラリーTBで開かれている。
岩崎さんは新世紀美術協会会員、日本美術家連盟会員。ことしの「第59回新世紀展」で新世紀賞に選ばれるなど、多数の受賞歴がある。
会場には愛犬をモチーフにした作品をメーンに、小品から100号までのアクリルや水彩画約30点を展示。手足の爪の響きの愛らしさを表現した「足音」、のんびりと体を丸めた「うたたね」など、普段の何気ないしぐさや表情を描写した。
どの作品にも温かいまなざしがにじみ「姿は違っても、心通う生き物。切なさや愛おしさなど、人間が与えるばかりでなく、動物たちからもらうものは大きい」と岩崎さん。「温もりや優しさ、身近な幸せを描けたら。イヌが好きな方もそうでない方も、気持ちを共有できればうれしい」と笑顔で話している。
午前10時から午後5時。問い合わせは同ギャラリー(℡073・424・4502)。
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