高校生がホームに壁画制作 宮前駅

 和歌山市のJR宮前駅のホームに、市内2高校の生徒が手掛けた壁画が登場し、駅利用者を楽しませている。

 下りホームの壁画を手掛けたのは県立和歌山商業高校1年生の小殿菜月さん、中村彩乃さん、池上真央(まなか)さん、山路紗央里さん、西山雄斗君の5人。無人駅である宮前駅の美化、落書き防止を図るために、JR和歌山が同校に制作を依頼した。

 壁画は縦90㌢×横720㌢。小殿さんがデザインを考え、ミカンや桃、梅など県の特産果実とともにクジラやイルカを描き、和歌山の豊かな海を表現した。

 上りホームの壁画は県立星林高校の生徒が制作し、和歌山市の観光キャラクター「吉宗くん」や桃の列車がクジラの線路を走っている。

 お披露目が行われた22日、和歌山商業高校の生徒が宮前駅を訪れ、JR和歌山駅の宮田敏彦駅長(55)と山路正義副駅長(52)から感謝状が贈られた。

 宮田駅長は「皆さんの明るい絵を通して、落書き防止の他にも、学生の乗車マナーの向上にもつながると思います。他府県から来られた方が、和歌山の特色を知ることができるいい壁画ですね」。生徒らは「和歌山の有名なフルーツと海の動物を描きました。和歌山の魅力を知ってほしい」と話していた。

宮田駅長㊨から感謝状を贈られた生徒ら

宮田駅長㊨から感謝状を贈られた生徒ら

上りホームに設置された壁画

上りホームに設置された壁画

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧