地方のリーダー米国派遣 丸山裕加さん
独立行政法人国際交流基金(本部・東京)は18~25日の8日間、全国各地で地域活性化に取り組んでいる若手リーダー7人を米国に派遣する。県内からは、寝具リース業㈱丸和(紀の川市桃山町調月)の丸山裕加さん(29)が参加し、現地で和歌山の魅力を発信、地域活性化に取り組む人々と意見交換などを行う。
「地方の魅力発信若手リーダー米国派遣事業」の第2弾。米国の多様性を象徴する一大経済都市ロサンゼルスと、環境に優しい都市を目指す地域活性化で近年注目を浴びているコロラド州デンバーを訪れる。和歌山青年会議所で参加者を募った際、英国への留学経験もある丸山さんが手を挙げた。
丸山さんの家業でもある同社は、70歳以上の雇用や、定年なし、Uターン者の積極採用などに取り組み、地元に貢献。ミシュラン1つ星シェフ・吉野建さんプロデュースのフレンチレストラン「オテル・ド・ヨシノ」(和歌山ビッグ愛12階)も経営し、県外から和歌山に客を呼び込むなど、高齢化・過疎化が進む県の活性化に励んでいる。まちづくりセミナーや、女性の意識向上フォーラムなどでの講演も行っている。
丸山さんは「元気な県になるには、人口、企業を増やし、安定した税収入を得ることが必須。また他府県や海外から観光客を呼び、その地方にしかない魅力をアピールして何度も再訪してもらうことが大切」と話し、出発に向けて「参加する皆さんとコミュニケーションし、刺激を受けて、得た経験を和歌山に持ち帰りたい」と意気込んでいる。
同事業は昨年6月に第1弾を行い、9人が米国ニューヨークなどを訪問した。
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