無災害7000日を達成 和佐福祉工場

 社会福祉法人スミや(角谷美智子理事長)の「和佐福祉工場」(和歌山市下和佐)は労働安全無災害7000日を達成し、19日、同工場で安全大会を開催。従業員、関係者ら約50人でさらなる記録更新を誓った。

 同工場は、障害者の自立支援などに向け、県と花王の協力で平成5年4月に操業開始。現在は障害者22人が働き、シャンプーなどの花王製品の充填加工、詰め合わせ作業を行っている。同7年12月17日から20年近く無災害記録を伸ばし続け、今月13日に7000日を達成した。

 大会では、花王の森村元博和歌山工場長が「花王の良きものづくりの一翼を担っていただき感謝。8000日、1万日と目指してほしい」と激励し、角谷理事長に感謝状を贈呈。角谷理事長は「従業員の努力の結晶であり、多くの方々の支援のたまもの。ますます頑張っていきたい」とあいさつした。和歌山労働基準監督署の田中秀和署長と尾花正啓市長も祝福に駆け付け、祝辞を述べた。

 花王の石井萬寿亀CPプロダクション課長が安全講話を行い、従業員代表の西圭史さんが工場での安全に向けた取り組みを発表。「無災害記録7500日へ、これからも安全第一に努めます」と誓った。

森村工場長㊨から感謝状を受け取る角谷理事長

森村工場長㊨から感謝状を受け取る角谷理事長

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧