「紀州路パウンド」完成 あすなろ作業所

 社会福祉法人一峰会が運営する海南市阪井の多機能型事業所「あすなろ共同作業所」は、県産の素材にこだわった洋菓子「紀州路パウンド」(パウンドケーキ)を新しく開発。みかん、緑茶、備長炭、日本酒、梅酒の5種類を作業所(スイーツ&ベーカリーあすなろ)で販売しており、和歌山の魅力発信へ向けて「新しいお土産に」とPRしている。

 地元食材の再発見や発信、利用者の工賃アップにつなげようと企画。企業や団体とコラボレーションし、有田の「有田みかん」、那智勝浦の「色川緑茶」、みなべの「紀州備長炭」、海南・中野BCの「紀伊国屋文左衛門(純米吟醸)」「南高梅酒」を使って商品化した。

 有田みかんは爽やかな味わい、色川緑茶はまろやかさとコク、紀州備長炭は食感や色味、紀伊国屋文左衛門は芳醇な香り、南高梅酒はみずみずしさが特徴。国産の小麦や卵を使用し、しっとりとした食感で、それぞれ風味豊かに仕上げている。

 価格は各種1本680円(税込み)、1カット180円(同)、5種各1カットの「おみやげセット」980円(同)。近くJR海南駅構内の市観光物産センター「かいぶつくん」や市内外で販売する計画になっている。

 予約注文、詰め合わせ、配送の相談もできる。作業所では「自然豊かな和歌山の温かい風香る紀州育ちのパウンドケーキです。新しい和歌山のお土産になれば。ぜひ一度ご賞味ください。また、販売に協力していただけるところも探しております」と話し、「地域とのつながりを大切にしながら地元・和歌山のよさを見直し、知ってもらうことで社会に貢献していきたい」と意欲をみせている。

「和歌山の新しいお土産に」とPR

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