こばと学園に防災倉庫を寄贈 東RC

 和歌山東ロータリークラブ(RC、山本進三会長)は2月26日、社会奉仕事業として児童養護施設こばと学園(和歌山市直川、森本祐司園長)に防災倉庫1基を寄贈した。

 寄贈式で山本会長は「災害時に役立てていただきたいのと同時に、永久に使われることがないよう祈念したい」とあいさつした。

 同RCと一緒に防災事業に取り組んできた和歌山大学生による「被災地支援団体FORWARD(フォワード)」の鹿嶋良太さん(24)=大学院観光学研究科2年=は、東日本大震災被災地などでの支援活動を通じて得た、非常時に役立つ情報をまとめた冊子を手渡し、「防災面のヒントになれば」と話した。

 同学園の山本真紀指導課長は「ありがたい。防災倉庫の存在は心の安心、保険であり、地域の方のためにも使わせていただきたい」と謝辞を述べた。

 同RCはこれまでも、同学園でミカン狩りやバーベキュー、もちつき大会を催すなどさまざまな支援に取り組んできた。今回の寄贈は、同学園が高台に位置し地域の避難所に指定されていることや、フォワードの災害聞き取り調査により、防災倉庫の必要性が報告されたことを受けて行った。

 フォワードの報告は防災倉庫の意義として、備蓄が一まとめになり誰でも分かりやすいこと、倉庫の存在自体が防災意識を高めること、などを挙げている。

防災倉庫の前で和歌山東RCメンバーら

防災倉庫の前で和歌山東RCメンバーら

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