市営大新駐車場休止へ 利用減で赤字
和歌山市坊主丁の市営大新地下駐車場が、利用者数減少による累積赤字のため、3月末で営業を休止する。同駐車場を管轄する市都市整備課によると近年、割安な民間駐車場の増加の影響を大きく受け、料金改定などで対応したが、毎年度1000万円前後の赤字が続いていた。同所は繁華街「アロチ」近くにあるため、夜間利用の月極契約者などへの影響が出る可能性もありそうだ。
大新駐車場は、県が平成8年10月に路上駐車対策のために整備。収容可能台数は166台。25年度の利用台数は、一時止めが1万2855台、月極利用が363台あったが、2000万円ほど必要な年間運営費に対し、985万円の売り上げしかなかった。
18年度に市営に移管された当初から赤字だったといい、25年度までの累積赤字は5740万円に膨れ上がった。
同課は「周辺調査から、民間駐車場でも月極利用などが一部あるため、休止を決めた」と説明している。
同課が所管する京橋、中央、城北公園地下、けやき大通り地下の市営4駐車場については、収支が均衡している状態で安定した運営ができているという。本町地下駐車場は、収支の悪化や老朽化などにより23年3月で休止されている。
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