代表質問でまちづくり提案 和歌山市議会

和歌山市議会2月定例会は2日、代表質問が行われ、4会派の代表が尾花正啓市長の市政運営について質問。JR和歌山線の特急列車実現や扇の芝の整備推進などを要望した。

高野山観光を目的とした外国人の観光誘客のため、南海高野山駅とつながるJR・南海の橋本駅とJR和歌山駅間に特急列車を走らせる構想について、尾花市長は「沿線自治体と協議しながら、鉄道事業者に働きかける」と述べた。絆クラブの戸田正人議員が「関西国際空港に到着した観光客は、大阪の難波にまず向かうことが多く、和歌山市への誘客対策が必要」として提案したのに答えた。

来年度当初予算案で931万円の調査費などを計上している和歌山城南西部の扇の芝の整備計画見直しについて尾花市長は「(今ある)建物を取り壊した場合などは、新たな使用許可の更新は認めないこととしており、整備計画の見直しにより、景観や価値を高めるように検討していく」と発言。強制措置などには言及しなかったが、扇の芝の復元に意欲を示した。市民クラブの宇治田清治議員の質問に答えた。

伏虎中学校の跡地利用については、県立医科大学薬学部と商業施設などの複合施設の建設を公明党議員団の岩井弘次議員が提案。共産党議員団の松坂美知子議員は子どもの貧困への支援などを求め、尾花市長はいずれも前向きに取り組むことを答弁した。

各会派の代表からまちづくりの提案が相次いだ

各会派の代表からまちづくりの提案が相次いだ

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