ぶらくり丁を照らす 手作り照明を展示へ

 地場産品でオリジナルの照明を作り、ぶらくり丁商店街を照らそうという取り組みが進んでいる。照明を制作するワークショップが7、8日に和歌山市米屋町のみんなの学校で開かれた。出来上がった照明は、同商店街で27~29日の3日間開かれる「ぶらくりアートAKARI展」でともされる。

 地元の商店街に非日常の空間を創り出そうと、高校生、大学生、地域住民らが照明作りに参加する企画。ワークショップでは、和歌山産の材料にこだわった2種類のランプシェードを制作し、両日とも、県立和歌山工業高校の園芸部が制作を手伝った。

 有田川町の地場産品「保田紙」を使ったランプシェード作りでは、膨らませた風船に接着剤で保田紙を貼り付け、橋本市高野口町の特産品、パイル織の材料となる糸を保田紙の上に張り巡らせた。接着剤が乾燥すると、風船を割って完成。AKARI展の当日は、風船があった場所に電球を入れ、温かい明かりが演出される。

 もう一種類は、高野町の地場産品「薄板」を使い、和風でモダンなランプシェードを作った。

 同展は27~29日の3日とも、みんなの学校2階で午前11時から午後5時まで、同商店街で午後5時から8時半まで開かれる。

 問い合わせはみんなの学校(℡073・460・2028)へ。

風船に糸を巻いて照明を作る参加者

風船に糸を巻いて照明を作る参加者

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