恋の花咲く土作り 婚活と産廃利用コラボ

 婚活と土作り、国体応援がコラボレーション――。産業廃棄物となっている浄水発生土を再利用する活動を通じて、仲間づくり、恋人づくりを目指す「山東まちづくり大学~恋の花咲く土プロジェクト~」が4月から始まる。婚活サポートの「わかコン」(西風秀一代表)と「山東まちづくり会」(湯川正純会長)が企画し、参加する20~30代の男女各10人を募集している。

 浄水発生土は、浄水場で河川の水を工業用水にする過程で発生する土のこと。一部は園芸用土やグラウンドの土などに再利用されているものの、産業廃棄物として埋め立て処分に回されているものが多い現状という。

 同プロジェクトでは、参加者は浄水発生土を園芸用土にリサイクルし、和歌山のブランド土として販売とPRを目指す他、その土で花を育て、紀の国わかやま国体に向けた花のモニュメントの作成なども行う。園芸用土を作る際には、栄養分の他、山東地区の放置竹林の竹粉なども配合する計画としている。

 同プロジェクトの説明会がこのほど、和歌山市本町のフォルテワジマで開かれた。西風代表は「恋愛バラエティ『あいのり』や『テラスハウス』のような、人と人との出会いを長期で見つめる和歌山初の新感覚コミュニティ企画です。ぜひ参加してください」。同まちづくり会の滝本守副会長は「志を同じくする者が〝まちづくり〟という種をまき、恋や友情の花を咲かせれば」と話した。

 参加費は月額2000円(授業料、資料作成費込み)、活動期間は4月から来年3月までの土・日曜で月に2日程度。申し込みは「わかコン」のホームページ(http://www.wakakon.com/)で。

 土作りの手伝いや同モニュメント用の花を育ててくれる一般ボランティアの参加も歓迎する。問い合わせも同ホームページから。

わかコンの西風代表㊥と山東まちづくり会の滝本副会長㊨ら

わかコンの西風代表㊥と山東まちづくり会の滝本副会長㊨ら

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