患者の気持ち 医大がLINEスタンプ

 患者が悩みや思いをうまく伝えられるようにと、県立医科大学付属病院(和歌山市紀三井寺)の職員たちが無料通信アプリ「LINE」のスタンプを作った。アプリ内スタンプショップで1セット100円(50コイン)で購入できる。

 一般社団法人「市民のためのがんペプチドワクチンの会」(東京、會田昭一郎代表理事)が販売しているスタンプ「患者の気持ち」の第2弾。その趣旨に賛同した同院がんペプチドワクチン研究チームの看護師と医師が、日々患者に接している立場からデザインを考えた。

 和歌山のパンダを使った親しみやすい絵柄となっており、「心配かけてごめんネ」「治療を続けたい」など、患者や家族の思いがうまく伝えられるように配慮している。

 同大第二外科の勝田将裕医師は「患者さんが日々感じていることや思いを伝えることはなかなかできず、何か方法がないかと考えていた。全国の患者さんに使っていただきたい」と話している。

 同会は平成25年、市民団体では日本初となる寄付講座「がんペプチドワクチン治療学講座」を同大に開設している。

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