鎌田君が全国優秀賞 土砂災害防止絵画

 国土交通省などが全国の小中学生を対象に、土砂災害の防止について理解をうながす作品を募集した「平成26年度土砂災害防止に関する絵画・作文コンクール」で、和歌山市立四箇郷北小学校6年生、鎌田雄成君の絵画が優秀賞(事務次官賞)に選ばれた。

 コンクールは、土砂災害防止月間(6月)に合わせて実施。各都道府県合わせて4331人が参加し、絵画小学生部門には1494人が応募。中央審査を経て、15点が優秀賞に選ばれた。

 鎌田君の絵画「土砂くずれからぼくたちのくらしを守ろう!」には、土砂災害のあった被災地で防護壁の整備をしている工事現場の様子が描かれている。

 優秀賞を受け、鎌田君は「広島県の土砂災害で復興工事を頑張っている人たちをニュースで見た。まちを救うために頑張ってくれている人たちがいることを知ってもらいたい」と作品に込めた思いを話していた。

 10日、同校で受賞の伝達式が行われ、県砂防課の北勝也副課長が「中学生になっても土砂災害の防止などについて興味をもってくれたらうれしい」と表彰状を手渡した。

 県内からは、作文小学生部門に応募した橋本市立紀見小学校5年生、山本莉乃さんの作文「土砂災害について」も優秀賞に選出された。今後、作品は土砂災害の啓発材料として活用される。

北副課長と鎌田君(左2人目から)

北副課長と鎌田君(左2人目から)

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