小中で国際交流 リッチモンド合唱

 和歌山市と姉妹都市提携を結ぶ、カナダ・リッチモンド市の「リッチモンド合唱団」が13~18日の日程で来和し、市内2小中学校に訪れ、交流した。

 両市は昭和48年3月に姉妹都市となり、おととし5月に提携40周年を迎えた。和歌山には、8~16歳でつくる合唱団員約20人とその保護者らが訪れた。

 合唱団一行は16日に、広瀬小学校(酒井千佳校長)を訪れ、地域住民によるお茶会を体験。合唱団員は地域住民に作法などを教わりながら、お茶を口に運んだ。また、半紙を使って丁寧に和菓子を味わい、日本文化にふれた。この他、児童と昔遊びをしたり、給食を食べたりして楽しんだ。

 17日には伏虎中学校(藤本禎男校長)を訪問。吹奏楽部がディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」の主題歌や、ジャズの名曲「レッツ・スウィング」などを軽快に演奏してもてなした後、合唱団が3曲を披露。百人一首がモチーフとなった「Okuyama Ni」を日本語を交えながら、「スタンド・バイ・ミー」を振り付けしながら歌い、音楽を通して交流を深めた。

 初めてのお茶会を体験したザカリー・キップファー君(16)は「お茶はおいしく飲めた。日本の文化にふれられて、いい経験になった」。伏虎中を訪れたガブリエラ・エップさん(13)は「温かく迎えてくれた。吹奏楽部のみんなが楽しそうに楽器を演奏していて、とてもよかった」と笑顔で話していた。

 

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