技術開発の成果マニュアルで公開 県
県農業試験場(紀の川市)などは、技術開発の成果を生産者などに分かりやすく紹介しようと、「技術マニュアル」を作った。生産者の所得向上や地域活性化につながるように活用し、技術の普及に努めていくとしている。
県内9カ所にある農林水産部関係の試験場では、平成24年から研究テーマを一般公募している。同年は76テーマの応募があり、うち12テーマを採択。その中で2~3年の研究期間を終え、研究成果が普及すべきレベルに達したテーマをマニュアルにまとめた。生産者・関係団体に配布し、技術の活用推進を図る。
今回マニュアルを作成したのは、①ダイコン黒芯症の防除対策②マコモの特性と栽培③モモ・ウメ連作障害軽減対策④紀州材 太陽熱利用木材乾燥――の4テーマ。例えば①はダイコンの内部が黒く変色する「黒芯症」の対策について研究したもので、原因菌や感染経路などが判明し、防除体系を確立したことを写真や図入りで説明している。
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