貴志中写真部37人の作品展 11日まで

平成24~26年度の3年間、和歌山市立貴志中学校の写真部に在籍した37人の生徒による作品展「中学生の写真展」が11日まで、同市十一番丁のギャラリーTENで開かれている。

展示されているのは、沈んでいく夕日や美しい海、環境保護を訴える看板などを写した40点。全ての作品にテーマがあり、生徒たちが個々の考えを写真で表現している。

山崎敦基君(14)の作品「輝く海原と少年」は、国内外の小中高校生から科学や学芸に関する作品を募集した「第57回全国学芸サイエンスコンクール」の環境分野・写真部門中学生の部で旺文社赤尾好夫記念賞、銀賞を受賞している。

同作品は環境をテーマに和歌山市の磯ノ浦で撮影。最初は人間の出すごみなどを撮ろうとしたが、美しい海をいつまでも残したいという思いから、自然な海と自分を写した。

山崎君は「日常を切り取った写真に中学生の僕たちが込めたメッセージを、多くの人に感じてほしい」と話し、来場を呼び掛けている。

入場無料。午前11時から午後6時(最終日は午後5時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・422・6311)。

「中学生の思いを感じて」と山崎君

「中学生の思いを感じて」と山崎君