安倍首相が来県 高野山や災害復興視察

安倍晋三首相が16、17日、視察のため兵庫と和歌山の両県を訪れた。

和歌山には16日午後、特急列車で南海・極楽橋駅に到着。開創1200年大法会が行われている高野山を訪れた。自民党の二階俊博総務会長、世耕弘成官房副長官、仁坂吉伸知事らが同行し、金剛峯寺では中西啓寶(けいほう)管長と懇談。壇上伽藍を参拝し、宿坊「恵光院」では通訳案内士らと観光振興の取り組みなどについて意見を交わした。その後、白浜町にバスで移動して宿泊した。

17日は、平成23年の紀伊半島大水害で被害を受けた田辺市中辺路町の国道311号の災害復旧現場や、町森林組合の間伐現場を視察。熊野本宮大社(同市本宮町)を参拝し、「ここに来ると厳かな気持ちになる。一層身を引き締めて、あすからの国会、頑張りたい」と話した。和歌山市の島精機製作所も訪れ、横編み機のデモンストレーションを見学した。

兵庫には、発生から20年を迎えた阪神・淡路大震災の復興状況の確認などに訪れ、東遊園地(神戸市)では「慰霊と復興のモニュメント」に献花。「人と防災未来センター」で「震災直後のまち」ジオラマなどを視察し、女性起業家と懇談するなどした。

中西管長㊧と懇談する安倍首相㊥、仁坂知事

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