重要性増す女性議員の存在 夜間中学やパラリンピック推進

浮島 智子

 「地方創生」を最大の争点として先月行われました第18回統一地方選挙では、私たち公明党は1593人を擁立し1589人が当選することができました。和歌山県下では17人全員の当選。なかでも県議選の和歌山市選挙区では1、2、3位と上位当選することができました。皆さまのご支援に心から感謝申し上げます。

 現在、人口減少・少子高齢化が同時進行のなか、どの地域でも介護や子育て支援など生活密着の課題に直面しています。こういった視点に立つとき、女性議員の存在が大事になってきます。公明党は他党を圧倒する形で議会に女性議員を送り込んでいます。所属議員約3000人のうち約900人が女性で、和歌山県本部におきましても所属議員34人のなかで11人は女性議員です。地方議会からスタートした公明党は地方議会が生命線です。そして女性の政治参画に一番真剣な政党・公明党の役割がますます大きくなったことを一層自覚してまいりたいと思っています。

 公立の夜間中学があります。さまざまな事情で義務教育を修了できなかった方々が通う中学ですが現在、8都府県31校のみしかありませんが、昨年10月の衆院文部科学委員会で私が「夜間中学を各都道府県に1つ以上設置すべき」と要望しました。これを受け文部科学省は、未設置道県が夜間中学を設置する上での課題解決の研究やニーズ調査を2015年度予算に計上しました。和歌山県には和歌山市岩橋に公立ではない自主夜間中学『岩橋夜間中学』があり、私も現場に行かせていただきましたが、現在ボランティアのスタッフは吉本拓司先生はじめ2人で、50~70歳代の4人の生徒さんを教えて下さっています。皆さん目をキラキラ輝かせておられたのがとても印象的でした。この和歌山にも潜在的な需要の高さがある公立夜間中学の一日も早い設置に向け取り組んでまいります。

 先週の水曜日にスポーツ庁設置法が成立しました。今秋10月1日に設置され、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて選手強化や競技施設の整備の他、健康増進や障がい者スポーツの振興も担当し、スポーツを通じた地域活性化や国際交流も積極的に進めます。スポーツ庁創設は2006年に公明党が発表した重点政策で提案し大臣にも早期実現を求めてきました。

 特に障がい者スポーツ支援に関しましては、公明党はかつて待遇が良くなかったパラリンピック選手の報償金制度や練習拠点のナショナルトレーニングセンター関連予算では、パラリンピック選手も共同利用できるよう拡充整備費を新たに計上するなど全力で支援してきました。また、これまで学習指導要領に「パラリンピック」の記載がなかったのですが、先月15日の衆院文部科学委員会での私の質問に対し、下村博文文部科学大臣が、障がい者への思いやりやフェアプレーの大切さ、努力の尊さなどを学ぶ「パラリンピック教育」を学習指導要領に盛り込むなど、来年度からのパラリンピック教育の充実と東京大会終了後もパラリンピックの精神を子どもたちに根付かせるための取り組みを続ける方針を明らかにしていただきました。

 また先月15日、近畿で新たに『道の駅』が5駅登録されました。そのうち4駅(くちくまの・かつらぎ西・すさみ・たいじ)が和歌山です。今回の登録により近畿で117の道の駅のうち和歌山が31駅となりました。早速、今月1日には道の駅「かつらぎ西」が京奈和自動車道上り線内にオープン致しました。

 皆さまも最寄りの道の駅に差し掛かった時には休憩がてらお寄りしてはいかがでしょうか。新たな和歌山の発見があるかもしれません。

 高野山では高野山開創1200年大法会が今週21日(木)まで盛大に行われています。この後は全国高校総合体育大会(インターハイ)、紀の国わかやま国体・わかやま大会というビッグイベントが控えています。県民一人一人がきいちゃんになったつもりで、和歌山におみえになるたくさんのお客さまを笑顔でお迎えしようではありませんか。

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