ロータリー安全便利に 市駅活性化構想
今月18日に、和歌山市の尾花正啓市長と南海電鉄の亘信二社長が共同会見で発表した市駅活性化構想で、目玉の一つとして挙げられている駅前ロータリー整備での利便性向上に期待が寄せられている。計画は現在のバスとタクシー・自家用車用ロータリーの位置を入れ替える他、タクシーと自家用車のスペースを分離させ、利便性向上を図る。平成32年度の完成を目指す。
現在のバスロータリーの降り口は、駅前広場からバス専用道路1本を隔てた位置にあり、バスを降りた利用客は、信号付横断歩道を渡る必要がある。新ロータリーでは、乗降を一体化することが示されており、利便性の大きな向上が期待される。
また、現在のタクシー乗り場は、入り口付近が駐停車禁止に指定されているが、迎えの自家用車が道沿いに停車するため、混雑時は、車が一般道路にはみ出すなど危険な状態にもなっている。時には、パトカーが出動し、駐停車禁止を警告して回るなどの措置が行われているが改善にまでは至っていない。新ロータリーでは、自家用車が一時停車できる専用ゾーンも設けられる予定。
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