高校野球100年 39校の和歌山大会開幕
第97回全国高校野球選手権和歌山大会が9日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で開幕した。39校が出場し、14日間にわたって熱戦を繰り広げる。高校野球が始まって100年を迎えたことし、開会式ではベンチ外やマネジャーを含めた3年生全員が入場行進に参加した。
開会式では100年記念事業の一環で、海南高校の生徒が「高校野球100年」と記した青色の横断幕を持って入場。その後、昨年大会優勝の市立和歌山を先頭に、北に位置する高校から順番に「イチ、ニー」と大きな声を出して、元気よく入場した。
県高校野球連盟の志賀秀生会長は「受け継がれてきた高校野球の精神3つの『F』の下で、努力した成果を発揮し、応援して下さる全ての方への感謝の気持ちを胸に、全力を尽くしプレーしてくれることを期待している」と開会の言葉を述べた。
選手を代表して日高高校3年生の大山直矢主将が宣誓。「『白球飛び交うところに平和あり』。この言葉のように、周りの人々に感謝し、最後の最後まで全力で白球を追い続けます。高校野球の伝統と誇りを新たな時代へつなげるよう、ここにいる全員が大きな夢を持ってプレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
その後の開幕戦では和歌山東と笠田が対戦した。
今大会は、天候などの影響がなく日程が順調に進めば、24日に決勝が行われる予定。
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