和商が粘る海南振り切る 高校野球8日目

 第97回全国高校野球選手権和歌山大会は大会8日目の16日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で2回戦の1試合があり、第1試合は和歌山商が海南を3―1で破り、3回戦に駒を進めた。

8日目
 第1試合

海南 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
和歌山商 2 0 0 0 0 1 0 0 X 3

〔海〕北畑―土谷〔和〕中、池尻―山口▽2塁打=北垣外(海)野嶋2(和)

 和歌山商は初回、四球の走者で1、2塁とすると、野嶋の2塁打で2点を奪った。6回の1死1塁の場面でも再び野嶋が2塁打を浴びせ、貴重な追加点を挙げた。投げては中、池尻が継投リレー。9つの四死球を与えながらも1失点に抑える粘りの投球を見せた。

 田中監督は「野嶋がうまく打ってくれた。投手陣もいい形で継投できた」と試合を振り返った。

 海南は3点を追う7回、死球の走者を1塁に置き、北垣外の2塁打で1点を返上。得点圏の好機を演出するも、あと1本が出なかった。

1回、1、2塁から2塁打を放つ野嶋(和歌山商)

1回、1、2塁から2塁打を放つ野嶋(和歌山商)

 16日に予定していた3回戦の2試合は、台風11号接近に伴う暴風警報発令のため、18日に順延が決まった。同日は正午から貴志川対箕島、午後2時半から耐久対和歌山東の2試合が行われる予定。以降の試合は一日ずつ順延となる。

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