ベスト8全て出そろう 高校野球11日目

第97回全国高校野球選手権和歌山大会は大会11日目の20日、和歌山市毛見の県営紀三井寺球場で3回戦3試合があり、第1試合は和歌山工が向陽を5―0で下し、2年ぶり25回目の8強入りを決めた。第2試合は粉河が紀央館に1―9の7回コールドで破れた。第3試合は和歌山商がシードの田辺を8回コールドの10―2で退け、準々決勝に駒を進めた。

第1試合

向陽 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
和歌山工 3 0 0 0 0 0 0 2 X 5

〔向〕増井、田村―神藤〔和〕金―木本▽2塁打=金(和)

和歌山工は初回、四球などで2死満塁とすると、金が2塁打を放ち、2点を先制。続く木本の適時打で3点目を獲得した。3回以降は三者凡退が続いたが、8回2死から下位打線の活躍が光り、2点を加点した。投げては金が向陽打線を9回4安打に抑える力投で完封した。
楠川監督は「下位で得点できたことが大きい。クリーンアップが打てず、中盤に点が取れなかったことが課題」と話していた。

向陽は初回に3点を奪われたが、先発の増井が調子を上げ、4回から7回まで、和歌山工打線を三者凡退に抑える活躍。しかし、攻撃のリズムをつくることができなかった。

第2試合

粉河 0 0 0 0 0 1 0 1
紀央館 4 1 0 1 0 3 X 9

(7回コールド) 〔粉〕木村、西居―岡野〔紀〕楠岡、田中、下村、竹中―久保▽3塁打=加藤(粉)▽2塁打=笹野、川口3、久保(紀)

粉河は6点を追う6回、2死から単打で出塁すると、続く加藤が右翼線に3塁打を放ち1点を返上。だが、反撃は続かず、その裏に3点を献上し、コールド負けを喫した。

 1回裏、3点目の適時打を放つ木本(和歌山工)

 1回裏、3点目の適時打を放つ木本(和歌山工)

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