【AR】軽トラに新鮮野菜 うるおいフェス

 県内の農家が集まり、軽トラックの荷台などで野菜を販売する軽トラ市「第1回うるおいフェス」が2日、古紙回収や段ボールリサイクルを展開する㈱はまだ(紀の川市中井阪)で開催された。収穫したての夏野菜の他、ジャムやジュースといった加工品、焼きトウモロコシや焼きタマネギなどの販売もあり、多くの人出でにぎわった。

 無農薬野菜などを栽培する「グリーン・ジャンクション」をはじめ、紀ノ川農協青年部らでつくる「かえるのマルシェ」、有機栽培に取り組む「紀州農レンジャー」らの代表者らでつくる実行委員会が、和歌山の農業の魅力を発信するとともに、農家が外に出る機会をつくり消費者と直接ふれあうことなどを目的に初開催した。

 うるおいフェスには約40農家が参加し、はまだが協力。会場には約30台の軽トラがずらりと並び、買い物客は農家と会話を弾ませながら新鮮な野菜を買い物していた。

 また、同社とのコラボイベントとして、段ボールや古紙を持参した来場者には野菜をプレゼントした他、段ボールで作られた輪投げのブースが設けられた。

 実行委員長でグリーン・ジャンクション代表取締役の田村享也さん(26)は「今後は、うるおいフェスを定着させて、春夏秋冬の季節ごとに開催できたら」と話していた。

買い物客に野菜を直接販売する農家ら

買い物客に野菜を直接販売する農家ら

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