国体馬術期待の中学生 上田君、荒古さん

紀の国わかやま国体馬術・障害飛越競技の県代表選手、岩出第二中学校3年の上田瑠威君と和歌山信愛中学校3年の荒古早彩さんの活躍に周囲の期待は膨らんでいる。夏休み中は、早朝から和歌山市平井の乗馬クラブ「グリーンオアシス」で練習に励み、本番に向けて準備を整えている。

2人は、小学校6年生の頃に乗馬を始めた同期。初めての乗馬は「怖かった」と話す2人だが、訓練を積んだ今では、各地で開催される大会に積極的に参加し、めきめきと実力を付けてきた。

障害飛越は、コースに設置された高さや幅の異なる障害物を飛越、走行する競技。障害物の落下などのミスなく、早くゴールすることが求められる。選手の技術はもちろん、馬の能力や馬とのコンビネーションが重要となる。

競技指導者によると、上田君は、反応の鈍い馬でもうまく乗りこなせるという。スピードに対する恐怖心を感じずに積極的な競技を展開する。反対に荒古さんは、反応のいい馬をうまくなだめることができる。ことし6月、プロも参加した近畿大会では、3位入賞を果たした実力者だ。

初めて挑む国体だが、「上位入賞」と2人の志は高い。上田君は「教わってきたことをベストの形で出せるよう、頑張りたい」と意気込み、荒古さんは「今までの練習で身に付けた技術を本番で発揮したい」と話している。

活躍に期待が膨らむ上田君㊧と荒古さん

活躍に期待が膨らむ上田君㊧と荒古さん

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