多彩な写真表現並ぶ 木国写友会が作品展
103年の歴史を持つ写真クラブ「木国(もっこく)写友会」(島村安昭会長)の第80回展が19日まで、和歌山市本町のフォルテ・ワジマ2階ギャラリーで開かれている。
同会は大正元年に創立された、日本で3番目に歴史のある写真クラブ。50代から80代の7人が、国内外で撮影した風景やスナップなど32点を出品している。
美しいアワビの貝殻をマクロレンズで捉えたものや、女性の体の柔らかな曲線と、影が織り成す世界が美しい作品、左右対称の建物の造形など、多彩。昨年9月に96歳で亡くなった、島村安彦前会長の作品4点も掲げられている。
振り子運動の光の軌跡を写した「ペンジュラム」写真の第一人者、小野誠之さん(87)は、フィルムカメラで撮影した、グラフィックデザインのような不思議な写真を出品。「偶然性の面白さが大きな魅力です」とにっこり。島村会長(66)は「それぞれの感性で表現しています。想像力を膨らませて、楽しんでいただけるとうれしいです」と話していた。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
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