大感動の紀の国わかやま国体 「議員力」高め県民とともに

浮島 智子

今月6日に閉幕した第70回国民体育大会「紀の国わかやま国体」は和歌山県下に大感動をもたらし幕を閉じました。和歌山県選手団男女総合優勝という素晴らしい結果で、1971年の黒潮国体以来44年ぶりの天皇杯を獲得することができました。私も開会式、閉会式に出席させていただきましたが、開会式で天皇皇后両陛下の前でのあの感動の場面は一生忘れられないものとなりました。これは行政と民間が心をひとつに頑張ってきた賜物だと思います。特に仕事や家庭の都合を付けながらご協力いただいた大勢のボランティアの皆さま。そして文部科学省からおいでいただいた競技力向上推進課長の星香里さんのご尽力は大きな力となりました。今大会で和歌山県が獲得した「天皇杯」「男女総合優勝の表彰状」「女子総合成績第2位の表彰状」は今月27日まで、和歌山市のフォルテワジマ3階の「わかやまスポーツ伝承館」で展示されていますので、この機会にぜひご覧いただいてはいかがでしょうか。

次は今月24日から26日まで県内7市町で開催される第15回全国障がい者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」です。全国47都道府県から約5500人が参加されます。この機に一層、県民が障がいに対して理解を深め、障がいのある人の社会参加が促進されることを心から願います。

また今月1日、公明党が2006年の党の重点政策に掲げて以来、設置を訴え続けてきた「スポーツ庁」が発足しました。初代スポーツ庁長官に就いた鈴木大地長官は早速、今月6日の紀三井寺陸上競技場での紀の国わかやま国体の閉会式にも出席されました。わが国のスポーツ予算は先進国の中でも低い水準となっていますが、公明党が粘り強く必要性を主張した結果、この10年間で2倍近くになりました。スポーツ庁の発足により、東京五輪・パラリンピックへの競技力向上事業はもちろん、女性アスリートの妊娠、子育て中のトレーニング支援や障がい者アスリートの発掘・育成なども行われますので期待がもてます。

10月は乳がん撲滅へ早期発見・早期治療を啓発する「ピンクリボン月間」です。私も先月28日には東京の新宿駅西口で、また今月6日には和歌山県本部女性局の議員と共に和歌山市内2カ所の街頭で訴えさせていただきましたが、日本の乳がん死亡者は年間約1万3000人で、罹患者(病気にかかる人)は約8万1000人に上ります。一生のうちに乳がんだと診断される女性は12人に1人。さらに増え続けています。公明党は2006年のがん対策基本法制定やマンモグラフィーの全国配備、検診無料クーポンの配布などを強力に推進してきました。今後がん対策を進めるには、がんを知り、理解することが重要だと思います。学校の授業などで専門家やがん経験者を外部講師として招くなどの「がん教育」を進めていかねばならないと思います。

公明党は来年の参院選に向けた党勢拡大の取り組みとして議員力の拡大を掲げています。次々と山積する政治課題の解決に向けて絶えず一段上の資質を磨くことが問われています。その資質の基本となり、努力して身に付けるべき能力が「議員力」です。その議員力向上の指標とすべき項目に①有権者の声に寄り添った質の高い政策を仕立てあげるための力「政策力」②SNSなどの多様な情報発信手段を積極的に活用する力「発信力」③公明党のことを理解し、支持してくれる支持者を着実に増やすことができる「拡大力」④それぞれの現場に積極的に入り問題を解決に結び付けていく「現場力」を掲げました。今後さらに公明党和歌山県本部一丸となり、各人がこの4つの力を身に付け、県民の皆さまとともに県民の皆さまの中に入り、頑張ってまいります。

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