5年に1度 安原秋祭りにぎわう

和歌山市の安原八幡神社(大畑弥宮司)1日、5年に1度の秋祭りが行われ、大人みこしや子どもみこしの元気な掛け声が、神社周辺に響きわたった。

江南、松原、馬場、井戸、相坂の旧5か村の氏神でもある同八幡神社は、日本書紀や古事記に登場する武内宿禰(たけうちのすくね)の生まれた地と伝えられ、300歳まで生きたといわれる武内宿禰にあやかって、健康長寿や戦勝を祈る参拝者も多く、広く親しまれている。

本来の祭礼日は、10月の最終日曜日としているが、今回は紀の国わかやま国体や全国障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」など行事が相次ぎ、1週間遅れの実施となった。

神社から西の宮までの渡御では、きらびやかな衣装のかわいい稚児行列をはじめ、法被姿の氏子や子どもたちが、みこしを担ぎ「ワッショイ」「ワッショイ」と約1㌔の道を練り歩いた。沿道には家族連れやお年寄りも駆け付け、笑顔で稚児やみこしを見守っていた。西の宮から神社に戻った後は、お待ちかねの投げ餅が行われ、宙に舞う餅に歓声も大きかった。

西の宮でみこしを練る氏子たち

西の宮でみこしを練る氏子たち

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