SBエナジーが県内初メガソーラー

 和歌山市梅原のゴルフ場・和歌山カントリー倶楽部(北村多惠子理事長)敷地内にこのほど、メガソーラー(大規模太陽光発電所)が建設され、営業運転を開始した。ソフトバンクグループで、自然エネルギー事業などを行うSBエナジー(東京都港区)が「ソフトバンク和歌山木ノ本ソーラーパーク」として建設。SBエナジーが県内にソーラーパークを建設するのは初めて。

 同ゴルフ場の約2・5㌶の土地にパネル約5200枚を設置。予定されている出力規模は約1300㌔㍗、年間予想発電量は約152万㌔㍗時で、一般家庭約422世帯分の電力量に相当すると試算される。

 SBエナジーは自然エネルギーの普及拡大のため、全国の公共団体や民間所有地などを活用し、ソーラーパークの建設を進めている。

 緩やかな傾斜があり、日当たりのいいゴルフ場はソーラーパネルの設置場所に適しており、同ゴルフ場でも、自然エネルギーの普及推進や社会貢献の一環としてメガソーラーの導入を決めた。発電した電力は全て関西電力に売却する。

 また、同ゴルフ場は市街地に立地。近くには小学校などもあることから、SBエナジーとも話し合いの上、社会見学など、環境学習の施設としての活用なども進めていきたいという。同ゴルフ場では「施設を身近に感じてもらい、安心、安全に供給される太陽光エネルギーを、次の世代の子どもたちにも伝えていきたい」としている。

運転を始めた「ソフトバンク和歌山木ノ本ソーラーパーク」(SBエナジー提供)

運転を始めた「ソフトバンク和歌山木ノ本ソーラーパーク」(SBエナジー提供)

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