6年生が給食献立選手権 雑賀小で発表

 小学生が栄養バランスを考えた給食のメニューを発表し合う取り組み「給食献立選手権!!~わたしたちのバランス満点献立づくり~」が、和歌山市西浜の雑賀小学校(森田啓子校長)で開かれた。

 第52回全国小学校家庭科教育研究会全国大会和歌山大会に合わせて6日に行われたもので、同研究会などが主催。大会主題は「未来を創り出す豊かな心と確かな実践力を育む家庭科教育」とし、雑賀小には学校関係者ら約110人が集まり、公開授業の様子を見学した。

 「給食献立選手権」は6年3組などで実施。全校児童約700人が食べる給食のメニューを児童が各グループに分かれて発表した。各グループは、栄養のバランス、味のバランス、彩り、季節感(旬)など5つの観点を考えながら献立を作成。2班は「秋冬の味覚☆幸せと野菜満点ご飯」とし、和歌山産の高野豆腐のからあげ、みそ汁といった内容を発表。
児童は「すっぱい+甘い」「しょっぱい+にがい」といった味のバランスに気を付けながら考えたと説明した。

 発表の後、各グループの献立について1項目につき5点で審査を実施。「同じ味に偏らないように工夫されていた」「もう少し野菜を入れるべき」といった意見が出ていた。

 参加した田中悠翔君(12)は「旬の物をたくさん使うことを意識した。もし給食に選ばれたら、たくさんの人においしいと思ってほしい」と笑顔だった。

 児童が考えた献立は、森田校長と学校栄養職員で栄養士の馬場信子さん(46)が栄養バランスなどを考慮して選び、12月に学校給食として提供される。

オリジナルの献立を審査する児童ら

オリジナルの献立を審査する児童ら

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