エ号映画、小中高全員に鑑賞へ 仁坂知事
1890年に紀伊大島樫野(現・串本町)で発生したトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難事件を題材にした日本・トルコ合作映画「海難1890」(12月5日全国公開)について、仁坂吉伸知事は11日、県内の小中高校の児童生徒全員に鑑賞の機会を設ける考えを示した。和歌山市内での県政懇談会で発言した。
高校生については、予算を確保して上映期間中に鑑賞させ、小中学生については、使用料が安くなる上映期間終了後に各学校などで鑑賞会を開く考え。
試写会で同映画を鑑賞した仁坂知事は「これを見ると県民であることに誇りを感じます。日本を救ったのは、和歌山県だったというのがよく分かる」と絶賛。県政懇談会の出席者には「皆さんに『みんなで見よう』と言っていただきたい」と述べ、同映画への期待を示した。
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