国体優勝の和戸さんと競争 吹上小の児童
10月に開かれた「紀の国わかやま国体」の陸上成年男子110㍍ハードルで優勝した和戸達哉さん(25)=県教育庁スポーツ課=が12日、和歌山市吹上の吹上小学校(内田敏夫校長)を訪れ、全校児童約250人と一緒に競走するなどして汗を流した。
和戸さんは国体で粘り強い走りを見せ、同種目を13秒75で制し、陸上競技の県勢でただ一人の優勝者となった。
吹上小を訪れた和戸さんは、高さ106・7㌢のハードルを飛び越える模範演技をグラウンドで披露し、そのハードリングの巧みさに児童は驚いていた。その後、和戸さんと児童は一緒に競走。児童は一生懸命に走り、国体優勝選手のスピードを体で感じていた。
ふれあいトークのコーナーでは、児童が和戸さんに次々と質問。「ハードルの練習で気を付けていることは?」の質問には、「よく緊張するので、体から余計な力を抜くために深呼吸しています」と話し、夢について聞かれると「この冬にしっかりとトレーニングしてオリンピックに出ること」と笑顔で答えた。
参加した1年生の吉松斎君(6)は「とっても速くて一緒に走って楽しかった。これから和戸選手のように速くなるために練習する」と話していた。
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