プレ「フルーツ博」盛況 紀の川市

「フルーツのまち紀の川市」の魅力を市内外に発信し、観光客の誘致を目指すフルーツ・ツーリズム研究会はこのほど、市役所で「プレフルーツ博」を開き、大勢でにぎわった。第1回フルーツ料理コンテストでは、栄養士グループNAGAの正司育子さん(岩出市)が考案した「塩キウイチキンソテー はっさくソース添え」が最優秀賞に輝いた。

同研究会では、平成29年に体験型博覧会「フルーツ博」の開催を予定しており、「プレフルーツ博」は本番に向けて、試験的に実施したイベント。

同コンテストは、地元フルーツを使った料理開発などを研究する「ぷるラボ」が、スイーツだけでなく、料理にもフルーツを使うことで、地域に新しい文化を根付かせようと企画した。

市特産のフルーツを使ったレシピを募集し、寄せられた74点から書類審査で6作品を選出。7日、管理栄養士や食育推進会議の会長ら6人が試食審査を行い、味、フルーツの使い方、アイデア、手軽さ、外観を総合的に評価した。

正司さんの料理は、鶏肉をキウイのタンパク質分解酵素で軟らかくし、キウイは食べやすい形に切り、ハッサクのソースをかけることで、酸味とかんきつの独特の香りでさっぱりと仕上げた。消化吸収も良く、見た目もきれいな点が高く評価された。

会場ではこの他、フルーツ研究家の中野瑞樹さんによるトークショーがあり、「ふるーつ大茶会」やアクセサリー、クラフト講座などのブースが設けられた。飲食販売では、「いちじくカレー」や「フルーツ寿司」の販売があり、人気を集めていた。

最優秀賞に輝いた正司さん(中央)

最優秀賞に輝いた正司さん(中央)

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧