地上100㍍の高架橋 紀北西道路で建設

平成29年3月末までの完成を目指している京奈和自動車道・紀北西道路で、地上からの路面高が約100㍍と日本屈指の高さを誇る「雄ノ山高架橋」(延長986㍍)の大規模な架設工事が着々と進んでいる。

紀北西道路は、紀の川市神領の紀の川インターチェンジ(IC)から和歌山市弘西の仮称和歌山ジャンクション(JCT)を結ぶ延長12・2㌔。紀の川IC―岩出根来IC間は9月12日に開通している。

雄ノ山高架橋は、岩出根来IC―仮称和歌山JCT間にあり、橋脚数19本、最大高さ94㍍、最大橋脚間154㍍。和歌山河川国道事務所によると、同様の工法(連続ラーメン橋桁橋)の高架橋としては全国5番目の規模という。

橋脚は全て完成しており、現在は橋脚上部の両側にバランスを取りながら道路を延ばしていく「やじろべえ工法」で工事が行われている。道路は一日平均約1㍍のペースで延び、高架橋は平成28年冬ごろの完成を見込んでいる。

JR阪和線(写真下)をまたぐ形で建設が進む雄ノ山高架橋

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