消火技術を競う大会 那賀防火管理協議会

那賀地方の事業所でつくる那賀防火管理協議会(会長=北田信幸・ホテルいとう取締役支配人)と那賀消防組合は11月27日、紀の川市の打田若もの広場で第14回消防操法大会を開き、会員27事業所の計44チームが日頃の訓練の成果を披露した。

職場の防火体制確立や協議会の連携意識を高めることを目的に毎年実施。屋外消火栓操法▽屋内消火栓操法(1号消火栓)▽同(2号消火栓)▽消火器操法――の4種目でタイムや得点を競った。

開会式で同組合管理者の中芝正幸市長は「日頃鍛えた成果を十二分に発揮して優秀な成績を収めてください」。北田会長は「消火技術も回を重ねるごとに向上している。訓練で鍛えた技術と精神を発揮してください」と述べた。参加者を代表して和歌山ノーキョー食品工業㈱桃山工場の小林静華さんが「那賀防火管理協議会の目的である『私たちの職場は、私たちが守る』の自主防火精神にのっとり、持てる力を精いっぱい発揮することを誓います」と力強く宣誓した。

当日は風が強く、競技者は水を扱う作業に苦戦しながらも、訓練の成果を発揮。競技では指揮官の号令で機敏に行動し、ホースを使って炎に見立てた標識を落としたり、水の入った消火器で一定の場所を狙い続けたりするなど、消火活動にあたった。

審査では的確さや作業終了までの時間などを総合的に考慮し、各種目の順位を決定した。

各種目の上位チームは次の通り。

〔1号消火栓操法〕①岩出市役所(チームA)②近畿大学生物理工学部(職員チーム)③三洋電機㈱二次電池事業部和歌山工場(パナソニック1号)▽特別賞=近畿大学生物理工学部(教員チーム)

〔2号消火栓操法〕①医療法人彌栄会(やよい苑)②医療法人彌栄会(新人)③公立那賀病院(チームB)▽特別賞=紀の川市役所(シティーKINOKAWA)

〔消火器操法〕①和歌山バス那賀㈱(那賀バス)②社会福祉法人皆楽園(チームB)③岩出市役所(チームD)▽特別賞=ホテルいとう
〔屋外消火栓操法〕①社会福祉法人和歌山つくし会和歌山つくし医療・福祉センター(つくしレンジャーB)②岩出市役所(チームC)③和歌山ノーキョー食品工業㈱桃山工場(ジョイン)▽特別賞=デュプロ精工㈱(デュプロ火消し隊C)

日頃の訓練の成果を発揮する競技者

日頃の訓練の成果を発揮する競技者

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