教育の柱は子どもの幸福 「海難1890」文科省とタイアップ

浮島 智子

国際連合は世界人権宣言が採択された日である12月10日を「人権デー」と定め、わが国においては法務省が12月4日から10日までを「人権週間」と制定し、ことし67回目となります。この間、人権尊重の普及高揚を図るため、さまざまな啓発活動が行われます。

私も先日、和歌山ビッグホエールで行われました「ふれあい人権フェスタ」に行かせていただきましたが、和歌山子どもの虐待防止協会などの子どもを守るネットワークや国際ソロプチミスト和歌山等々、限られた時間では回り切れないほど実に素晴らしい見ごたえのあるフェスタでした。さらに、先月16日には東京で人権フォーラム「人権課題解決に向けた和歌山県集会」が二階自民党総務会長が実行委員長となり、和歌山県、県市長会、町村会、自民、公明、民主各党などが集い、全国に先駆け開催。私も公明党の漆原良夫中央幹事会会長、多田純一県本部代表他、大勢の議員たちと出席しました。

この人権週間を機に、ひとりひとりが人権感覚をさらに磨いていくことが重要であるとあらためて実感致しました。

今月1日、衆院文部科学委員会の閉会中審査で質問させていただきました。一つは、財政制度等審議会が示した少人数指導などを行う加配教職員も含めた教職員の削減方針には反対を訴えました。教育の現場においてはいじめや不登校などの問題は複雑多様化しており、機械的に定数を削減するべきではない。二つ目は、公立学校のトイレなどの老朽化対策を進め、子どもたちが、安心して学べる環境教育を進めるべきである。この2点です。なかでも、ことし10月に文科省委員会派遣でトルコ・イスタンブールの日本人学校で意見交換をした折りにも、現場では加配の重要性を話されていたこともお話させていただきました。とにかく忘れてはならないのは「教育の柱は子どもたちの幸福のため」であると思います。

先週5日の土曜日から和歌山県民が待ちに待った日本トルコの合作映画「海難1890」が全国公開されました。10月に私が訪れたイスタンブールの日本人学校では、生徒さんが「海難1890」の映画に出演していると話しておりました。また現地での遺品の展示会にも行かせていただきました。今回、文科省は世界に羽ばたき貢献する子どもたちの育成を目指して、この映画とのタイアップ企画をすることで東映と合意しました。文科省は作品の趣旨を踏まえ「心の絆は国や世代を越えて」というメッセージを掲載したタイアップポスターを全国の中学校、高等学校、特別支援学校などに配付する予定です。

さて先月25日、和歌山市民会館で公明党党員大会が行われ、明年夏の参議院選比例区に挑戦する熊野正士公明党地域医療関西会議議長が党員の皆さまの前であいさつ致しましたが、公明党は明年の参議院選には7選挙区に候補を擁立、特に兵庫県と福岡県は24年ぶり、愛知は9年ぶりの擁立。比例区には6人の擁立が決まっています。公明党は先月17日、結党51年を迎えました。昨年の結党50年から「次の50年」へ。日本の政治を安定させ、政治課題を解決に導くためにも、私も力のかぎり頑張ってまいります。

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