地元の食で正月を おっとっと広場感謝祭

 年の瀬も押し詰まった29日、鮮魚の販売などを行う和歌浦漁港の「おっとっと広場」(和歌山市新和歌浦)では、年末恒例の「大感謝祭」が始まり、朝から正月用の食材などを買い求める大勢の市民でにぎわった。30日も午前10時から午後2時まで開かれる。

 一年分の感謝を込めた4回目のイベント。施設前には開場1時間前の午前9時ごろから数十人の行列ができた。館内には鮮魚をはじめ、地域特産の「わかしらす」や人気のかまぼこ、足赤エビなどの店が並び、まぐろ丼、串ホタテなどのグルメコーナーも盛況だった。

 行列の先頭の女性は7時半から並んだといい、「四箇郷から初めて来た。かまぼこを買って帰りたい」と話した。

 施設の館長を務める㈲ベイサイド和歌浦の澤口雄正さん(51)は、「ことしは春の丼まつり、夏の夕市、秋のスイーツ&ミニ丼まつりと、いずれも大成功でした。大感謝祭もその勢いに乗りたい」と一年を振り返り、「来年は新商品の紹介などを小まめにし、イベント時以外も、もっと来ていただけるようにしたい」と話していた。

 今回は初めてガラガラ抽選会も開催。1000円の買い物で補助券1枚がもらえ、3枚で1回抽選できる。賞品は次の通り。

 1等(5本)=伊勢エビ▽2等(6本)=活〆ブリ▽3等(計70本)=活ホタテ5枚、ソープセット、丸濵カマボコ、干物、1000円商品券

目当ての食材を買い求める主婦ら

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