五輪キャンプを秋葉山に誘致 競泳カナダ

 2020年の東京五輪・パラリンピックと2018年のパンパシフィック水泳選手権に合わせて、競泳カナダ代表チーム「スイミング・カナダ」が、和歌山市の秋葉山公園県民水泳場を事前キャンプ地として利用することが決まった。県は近く、同チームと正式に覚書を取り交わす予定。

 同チームは、過去の五輪で男女合わせて7つの金メダルを獲得し、メダル総獲得数は40個と競泳界を代表する強豪の一つ。キャンプ期間は大会直前の10日程度で、選手約30~40人、スタッフ約20人が滞在する予定。期間中は、地元市民との交流イベントや水泳教室なども行うという。

 昨年2月、カナダの競泳強化責任者ら2人が日本水泳連盟が紹介した全国9カ所の水泳場を一斉視察する中で来県。同年12月、再び責任者が来県し、秋葉山水泳場と宿泊地のダイワロイネットホテル和歌山を視察して決定したという。

 26日の定例記者会見で仁坂吉伸知事は「カナダチームに選んでもらえたことで、これからの観光やまちづくりを考えていく上でも、同じようなことが起こり得る」と喜んだ。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧