リーヴォ湯浅がV 小学サッカー県大会

 第22回日刊スポーツ杯関西小学生サッカー大会県大会が6、7の両日、紀三井寺公園補助競技場で開かれ、アルテリーヴォ湯浅が初優勝を飾った。和歌山ヴィーヴォとの決勝では、先制されながらも、落ち着いた試合運びで好機を逃さず確実に得点を重ね、6―3で快勝した。3位にはFCバレンティア、4位に岩出SSSが入り、上位4チームは3月26日から大阪・堺市ナショナルトレーニングセンターで開催される本大会に出場する。

 ◇決勝

 湯浅6(3-2、3-1)3ヴィーヴォ

 試合は8人制の20分ハーフで行われ、8ブロックの代表16チームが、トーナメントで激突した。

 アルテリーヴォ湯浅は、初戦から準決勝までの3試合で13得点という抜群の攻撃力を発揮。決勝では準決勝のFCバレンティア戦を含む2試合を完封した堅守の和歌山ヴィーヴォと対戦した。

 キックオフから和歌山ヴィーヴォが積極的な攻撃を展開。開始5分には、左サイドから桜本が鮮やかな先制ゴールを決めた。リードを許したアルテリーヴォだが焦らず、追加点を狙う和歌山ヴィーヴォの攻めを防ぎながら、徐々にリズムをつかみ北野が同点ゴール。本来の動きを取り戻したアルテリーヴォは、ドリブルに強い北野が左サイドを上がり、相手GKを引き付けながら馬谷にパス。GKの逆を突き、馬谷の逆転ゴールがネットを揺らした。さらに1点を加えたアルテリーヴォに対し、和歌山ヴィーヴォも田村のロングシュートで1点差とし、前半を折り返した。

 後半も先にアルテリーヴォが1点を加え、2点を追う和歌山ヴィーヴォは、コーナーキックから森井がゴールを奪い、追い上げムードをつくったが、アルテリーヴォは、着実に追加点を挙げ、3点差で和歌山ヴィーヴォを振り切った。

 3位決定戦では2―2の同点からPK戦の末、FCバレンティアが2―0で岩出SSSを破った。

 初優勝のアルテリーヴォ湯浅・蜂谷監督は「みんなよく頑張った。関西ではまず1勝を目指す」とし、國分主将は「優勝でき、本当にうれしい。次の目標は関西で勝利を挙げる」と意欲満々だった。惜しくも準優勝となった和歌山ヴィーヴォの吉田監督は「力負けした感じだ。アルテリーヴォの選手は一人ひとりの能力が高かったと思う」と試合を振り返り、森井主将は「悔しい」と関西大会でのリベンジを誓った。

 ◇1回戦=デポルターレ和歌山2―1串本JFC▽岩出SSS0(PK戦4―3)0八幡台JSC▽アルテリーヴォ湯浅6―1伏虎JSC▽KFCソラティオーラ1―0牟婁FC▽和歌山ヴィーヴォ4―0那智勝浦FC▽紀城JSC3―0宮JSC▽FCバレンティア5―0上富田FC▽貴志川SSS4―0エストラッサ湯川◇2回戦=岩出SSS3―1デポルターレ和歌山▽アルテリーヴォ湯浅4―1KFCソラティオーラ▽和歌山ヴィーヴォ3―2紀城JSC▽FCバレンティア5―1貴志川SSS◇準決勝=アルテリーヴォ湯浅3―2岩出SSS▽和歌山ヴィーヴォ2―0FCバレンティア

 《優勝・アルテリーヴォ湯浅》監督=蜂谷祥吾▽主将=國分祥汰▽選手=鳥淵樹、中井詩、髙野莉央、小林琉倭、川瀬翔大、中村翼、南愁人、小住日陽、北野颯太、廣畑伸哉、谷井誠樹、小住渉太、馬谷幸征、上道海音、井硲優斗

 《準優勝・和歌山ヴィーヴォU―12まつえ》監督=吉田佳弘▽主将=森井保貴▽選手=森口修太、笠原碧馬、松嶋健介、佐野維吹、松下いおは、井口佳祐、桜本拓夢、中島琉成、藪田寛也、田村彰吾、岩根光我、横山颯、尾崎友亮、川﨑陽大

 《3位・FCバレンティア》監督=榎本哲也▽主将=榎本直士▽選手=浦龍紀、相谷亜由花、木村颯真、橋爪海斗、笠井陸、津村優斗、西山直杜、伊藤秀斗、植野楓歩、井上詠登、貴志巧、中家夢心、岡中勇瑠、弓場麗華、中甫木志海

 《4位・岩出市サッカースポーツ少年団》監督=山本悟▽主将=能口建志郎▽選手=野田篤夢、大串竜輝、岩橋璃空、太田快規、小山快翔、山本剣士郎、河内翼、前中颯太、飯野朝陽、辻賀舟、阪本和巴、前田稜、杉原佑、角倉諒星

優勝・アルテリーヴォ湯浅

優勝・アルテリーヴォ湯浅

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