初の近畿王者に 和北レスリング部

レスリングの強豪、県立和歌山北高校が、初の近畿王者として第59回全国高校選抜大会(3月27~29日、新潟市)に出場する。第52回近畿ブロック予選会(1月23~24日、東大阪市)の団体戦で初優勝を飾り、全国への切符を手にした。個人戦では、74㌔級で三輪優翔君(2年)、84㌔級で辻大成君(同)が優勝したのをはじめ、計6階級で入賞の健闘を見せた。

昨年の近畿ブロック予選は準決勝で府立京都八幡高校に3―4で敗れ、悔しい3位だった。雪辱を期して臨んだ今大会には、近畿6府県から代表各2校が出場。団体の学校対抗戦、個人戦ともにトーナメント形式で試合が進められた。

団体戦は7階級で試合を実施。シードの和歌山北は2回戦、準決勝ともに7―0のストレート勝ちを収め、順当に決勝へ。優勝を懸けた試合は、昨年敗北を喫した京都八幡との対戦となった。

和歌山北は昨年の全国選抜の準決勝でも京都八幡に敗れており、主将の三輪君は「決勝の舞台で京都八幡と当たることは分かっていた」と話し、選手は当初から同校との対決を見据えていた。

決勝は、初戦の50㌔級を先制したが、55㌔級、60㌔級を奪われ1―2。京都八幡にリードを許すも66㌔級を勝ってタイに持ち込むと和歌山北のムードも高まり、続く74㌔級、84㌔級を奪取。96㌔級は敗れたが4―3で優勝をつかんだ。

三輪君は「2年生の僕たちにとっては最後の全国選抜になる。絶対に優勝して進みたいと思っていた」と笑顔。「全国でも頂点に立って監督を胴上げしたい」と意気込みを見せている。
個人戦では、60㌔級で長澤勇人君、66㌔級で辻開成君が共に3位、55㌔級で岡本隼人君が5位、50㌔級で大植悠生君が6位に入賞した。

団体のメンバーは次の皆さん。

監督=森下浩▽選手=大植悠生(50㌔級)、岡本隼人(55㌔級)、長澤勇人(60㌔級)、辻開成(66㌔級)、三輪優翔(74㌔級)、辻大成(84㌔級)、垣内大征(96㌔級)▽控え=森本風太(60㌔級)、善積築久(66㌔級)、野口智生(74㌔級)

全国優勝を目指して意気込む和歌山北高の選手ら

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