いよいよ工事へ 南海和歌山市駅で地鎮祭
老朽化や耐震強度不足などによる南海和歌山市駅(同市東蔵前丁)の建て替え事業で18日、オフィス棟と駅舎の第1期工事着手を前にした地鎮祭が行われ、関係者約40人が工事の無事を願った。
オフィス棟は鉄骨造り7階建て、延べ床面積は約6000平方㍍で、1、2階に金融機関の入居が予定されている。完成は平成29年春の見通し。第1期工事の事業費は約40億円。施工は竹中工務店・南海辰村建設共同企業体。
地鎮祭では、南海電鉄の遠北光彦社長や尾花正啓市長らが地鎮の儀で「穿初」(うがちぞめ)や乾杯などを行った。
市駅活性化計画担当で同社プロジェクト推進室の山下芳弘部長(53)は「オフィス棟の他、市民図書館、商業施設棟との相乗効果で地域活性化の起爆剤にしたい」と話していた。
市民図書館や商業施設棟建設の第2期工事は平成29年度から32年度を予定している。
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