国会論戦の主戦場・予算委 理事として年度内成立へ全力

石田 真敏

1月4日から始まった国会は、現在衆議院予算委員会で審議の真っただ中で、連日予算委員会の仕事に追われています。先週の17日は予算案の地方公聴会が福島と香川であり、私も福島に行ってきたところです。24日には中央公聴会も開かれます。
予算委員会は、今までも委員を務めたことはありましたが、今回は初めて理事を務めています。
国会の各委員会は理事会制度を採用していて、各委員会の運営は理事会の協議で決定しながら進めます。予算委員会では、自民6名、公明1名が与党、そして民主・維新で2名が野党の理事を務め、共産、おおさか維新がオブザーバー、改革結集が傍聴という位置づけで理事会を行います。
他の委員会の筆頭理事や理事を何度も務めてきましたが、予算委員会理事のハードさは、さすがその名にし負うものです。
まず、年初に平成27年度補正予算の審議があり、私も急きょ指名を受けて安倍総理をはじめ全大臣出席のなか、締めくくり総括質疑を行い、その後補正予算は成立しました。
そして、本会議で安倍総理の所信表明演説や質疑などを行った後、2月2日に予算委員会で平成28年度予算案の趣旨説明がなされ、いよいよ審議が始まりました。
まずは、総理はじめ全閣僚出席の下で3日間、うち2日間はテレビ中継がある中、基本的質疑が行われました。その後も一般質疑として、麻生財務大臣と審議で要求された大臣の出席の下、委員会は連日開会されています。また時にはテーマを決めた集中審議が、安倍総理出席の下で開かれテレビ中継されています。
さて連日の予算委員会はまず午前9時から正午まで開かれ、昼休みには食事もそこそこに理事会があり、午後1時から5時まで委員会が再開されます。
そしてこの間、毎回およそ朝の8時過ぎから与党理事による打ち合わせがあり、続いて野党理事を含めた正式な理事会が8時半過ぎから始まります。この場では当日の日程や今後の日程、さらに委員会に関わるさまざまな問題が協議されますが、ほとんどの場合、委員会開始の9時までに終わりません。そのため、昼休憩や委員会終了後に持ち越され協議が続き、ほとんど事務所に戻ることもままならず、党内などの会議にもまったく出席できず、まさしく予算委員会にかかりきりです。
また、一日中ほとんど座っていることや他の会議に出席したり用件を済ませられないこと、さらに金曜日の帰郷が夜遅くなったり、月曜日の委員会のため日曜日の夜に上京せざるを得ず、地元での活動が随分制約されることは大変つらいことです。
そして、あらためて大臣は大変だと感じました。なにせ大臣は衆議院に続いて参議院での同様の審議が行われるのですから。
これほどまで予算委員会がハードなのは、何といっても予算を年度内に成立させることが政府・与党にとって最も重要であり、国会論戦の主戦場だからです。そしてそれだけに、各党、各府省、マスコミの注目度は圧倒的に高く、与野党間の交渉も連日非常に厳しいものとなっています。
いよいよ大詰めを迎えますが、年度内に成立させるべく気を引き締めしっかり頑張ります。
なお、NHKの中継やニュースに映ることから、地元の皆さんに激励いただく機会が多くなりました。あらためてテレビの威力・影響力を痛感しています。

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