西脇19号線の早期整備を要望 本脇自治会

和歌山市西庄の市立西脇小学校東側に沿う狭い市道「西脇19号線」について、本脇地区自治会(松房達夫会長)は23日、同線の拡幅と県道粉河加太線への接続の早期完成などを求める要望書と、本脇、磯ノ浦、西庄の3地区700世帯分の署名を市に提出した。

西脇19号線は、夏場の休日を中心に、磯の浦海水浴場の海水浴客やサーフィン愛好家らが多数訪れるなどして混雑する。道路が狭い上、道に慣れていない地区外の運転手がスムーズに車のすれ違いを行えず、渋滞の発生や緊急車両の通行が困難などの問題を抱えている。

同地区周辺の道路をめぐっては、昨年10月、交通混雑の改善や防災などを目的に、県道粉河加太線と磯の浦海水浴場の南北約1㌔を結ぶ「市道坂田磯の浦線」(平成34年完成予定)整備を、県が土地収用法に基づいて事業認定。今後、工事が進むことが予想されるが、同自治会は今回の要望で、「坂田磯の浦線の完成を遅らせてでも、住民の重要な生活道路である西脇19号線の整備優先を」と主張している。

要望を受けた市側は、「市道西脇19号線は喫緊の課題で早期に整備したい」と応じたが、同自治会が求める坂田磯の浦線の事業見直しについては難色を示した。同自治会はこの日、県にも事業認定の見直しを求めて要望書と署名を提出した。

市側に要望を説明する松房会長(奥左から3人目)

市側に要望を説明する松房会長(奥左から3人目)

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